三重の県民生

三重県基礎データ

人口…186万人
県庁所在地…津市
名物・特産品…松坂牛、赤福、伊勢海老
出身有名人…植木等、椎名括平、水野美紀

 

基本性格

協調性があり、思いやり深い県民性。正直で開放的な人間関係を好む。他人を押しのけてまで上に這い上がろうとはしない、お人好しが多い。ただし、思慮深さには欠ける。

 

お国自慢 これが日本一

ろうそく生産高シェア
三重は、ろうそくの生産高が46%で全国1位。ほかにも、「錠・かぎ」や「自動販売機」の生産も日本一、というデータがある。

 

伊勢神宮
伊勢神宮には、古くから日本全国からのお伊勢参りの参拝客が集ってきた。そのため三重県全体が、伊勢神宮の門前町のような雰囲気だ。三重人の倫理観の強さは、この信心深さにも影響を受けている。

 

恋愛

開放的ながらも、三重男性は総じて内気。極度の照れ屋が多く、自分から告白したり、浮気に走ったり……などの冒険が苦手な安定心向だ。その反面迫られると、その場わ雰囲気でなんとなくOKしてしまうような「まあ、いっか」的お気楽な側面もある。一方で、女性は奔放。三重男性にはない男気あふれる「積極アプローチ」をすれば、成功率は高い。安室心向の三重男性の反動なのか、現実離れしたドラマのような恋愛を望む人が多い傾向にある。気づけばダメ男にだまされ、あやしい世界に入り込んでしまうような危険も……。

仕事

三重人は、人と人のあいだに入って、協力し合いながら物事を進めていくのが大の得意。そのため、三重人は職場には一人欲しいありがたい存在だ。
開放的な性格で、誰とでも分け隔てなく付き合うので、上司にも部下にも気に入られる人気者。少しマイペースがすぎる部分が目につくが、そこは県民性だと心得て気長に見守ろう。一方では、そののんびりした様子に反して、とても勤勉で、仕事には熱心にコツコッと取り組む。ただし、組織に対する帰属意識は薄いので、「裏切られた!」と思わせられることが、なきにしもあらず?

 

金銭感覚

江戸時代には、滋賀の近江商人と商人魂を張った「伊勢商人」がいたこともあり、昔からこの地域の人々は、金銭感覚にすぐれていた。伊勢神宮の門前に市を構え、日本全国から来る参拝客から新鮮な情報を仕入れたことも、彼らの商売にとって有利に働くこととなった。その成功ぶりは、「伊勢乞食」と言ってねたまれたほどだが、さすがは門前町。決して「不誠実な行い」はしない正直者の集まりだった。もともと開放的で、自然と人が寄ってくる気質なので、お金にもあまりセコセコしない傾向が今でも受け継がれている。