山形の県民生

山形県基礎データ

人口…123万人
県庁所在地…山形市
名物・特産品…さくらんぽ、米沢牛
出身有名人…ウド鈴木、井上ひさし、加藤紘一

 

基本性格

大らかでカラッとした気質の庄内に対して、保守的で堅実な内陸部。まさにテレビドラマ「おしん」の姿そのもので、何ごとにも粘り強く耐え忍ぶ。一見暗そうにも見えるが、かなりのお人好しが多い。

お国自慢 これが日本一

さくらんぽの生産高
山形県は日本一のさくらんぼの産地。7割以上のシェアを誇る。さくらんぽは明治元年に日本に伝わったが、国内でも霜や台風の被害が少ない山形県だけが栽培に成功した。

 

恋愛

昔から秋田で「嫁は山形からもらえ」と言われてきたように、「庄内美人」として知られる山形の女性は、忍耐強くコツコツ努力をする働き者。まさに嫁の鏡と言える。男性は気が小さく、口数が少ない。保守的な県民性ではあるが、決して閉鎖的ではなく、よそ者に対しても友好的で懐に入りやすい。ただ、山形人は総じて情が深いので、恋愛でも軽いノリや裏切りは御法度。じっくり仲と信頼を深めていくのがよい。

仕事

口下手で打ち解けるまでに時間がかかるうえ、不器用でどことなく頼りなげだが、内には情熱を秘めている山形人。仕事上でも人間関係をとても大事にするので、彼らにはどんどん相談ごとや悩みごとを持ちかけて、信頼関係を強めていくとよい。控えめで自己アピールが苦手なので、その不器用さには目をつぶり、誠実さを認めてあげよう。

金銭感覚

山形人の金銭感覚は、歴史に深い影響を受けている。その昔、京都や大阪との交易があった庄内地方には、商人の合理的経済感覚を持っている人が多い。しかし、大阪のように正面きっての無理な商談ごとは好まず、適当なところでまるくおさめようとする平和主義だ。一方の内陸部は、人柄同様、お金に関しても堅実で質素倹約の精神が根付く。これは、かつての米沢藩が幕府に見放され、石高を減らされた過去による。