滋賀の県民生

滋賀県基礎データ

人口…135万人
県庁所在地…大津市
名物・特産品…アユ、フナ寿司
出身有名人…武豊、山崎まさよし、姫野カオルコ

 

基本性格

かつての、倹約家で働き者の「近江商人」が有名な滋賀。勤勉で手抜きをしないバイタリティーあふれる働きっぶりは、長らく「近江」の誇りだった。しかし、今の滋賀人には、なぜか意欲や元気が感じられない。

 

お国自慢 これが日本一

人口増加率
人口増加率が全国トップ。近年、京都にある大学が、次々と滋賀県に移転していることと無関係ではなさそうだ。また、京都や大阪に勤務する人たちのベッドタウンともなりつつある。

 

しきたりを重んじない人の割合
「歴史都市」の称号は隣国・京都にあずけ、歴史や古いしきたりにとらわれない、自由な気風が漂う。琵琶湖周辺にはホテルやショッピングセンターなどの商業施設が次々と建設されている。

 

恋愛

滋賀人は恋愛にはかなり慎重。ある程度、相手の気持ちが自分にあることを確認できなければ、自分から積極的に行動を起こすことはできない。そうこうしているうちに、せっかくのチャンスを逃していた……ということも多々あるはず。しかも、いざアプローチしようとしても、何をどうしていいかわからない人が多い。恋愛に関しては、とても不器用な県民なのだ。ただし、いったん恋人関係になると、途端に「嫉妬深さ」と「独占欲」が顔を出す。浮気が発覚しようものなら、破たんはさけられない。

仕事

「計算高く、がめつい」近江商人の気質は、仕事において本領が発揮される。先々のことまで遠く見据え、その場その場の状況を見極める能力がピカイチ。商売センスは抜群だ。特に、大阪や東京などの大都市に移り住んだビジネスマンは、その能力が完全開花。その活躍ぶりは、一目置かれる存在にちがいない。一方、滋賀残留組はどうかというと、才能があるにもかかわらず、難くせつけては動こうとしない。自ら積極的に働く環境さえ撃えれば、必ず力が活かせるはずなのだが……。

金銭感覚

近江商人の投機や相場を禁じる堅実さは、今なお確実に受け継がれる。滋賀人は金勘定が得意で、自らも運用方法を勉強するなど、まさに商人気質が染み付いているのだ。しかも、近江商人のモットーは「三方よし」。月分の利益のみならず、作り手も買い手も「満足」できることが、最高の商売だとされ追求してきた。目先の利益のみならず相手のことも考えて、あえて薄利で商売するのも、「長期的に見てみれば得」だということをきちんと心得ている証拠。他県出身者の認識以上に、滋賀人は自らのルーツに近江商人を感じ、誇りをもっている人が多い。