県民性 出身地

奈良の県民生

奈良県基礎データ

人口…144万人
県庁所在地…奈良市
名物・特産品…大仏、鹿せんべい、奈良漬
出身有名人…明石家さんま、堂本剛、吹石一恵

 

基本性格

温暖な気候と肥沃な土地に育まれたのは、のんびり素朴な気質。「京の着倒れ」「大阪の食い倒れ」に対しての「奈良の寝倒れ」とは、本人たちも自認するところ。消極的で、行動力・向上心に欠ける。

 

お国自慢 これが日本一

国宝に指定された建造物の数

かつては奈良にも大和朝廷や平城京が存在していて、首都としては京都なんかより古い。その時代の名所・旧跡が数多く残り、国宝級の建造物の数は、全国でもトップだ。

単身世帯の割合

のんびり大らかな県民性と思いきや、よそ者に対しては「足の引っ張り合い」をする気風もある奈良人。そのためか転入者も少なく、単身世帯の割合がなんと全国最低だ。

 

恋愛

 基本的に何ごとも「のんびり」の奈良人は、恋愛もスローペース。一般に「いい人」と言われる人が多く、人に嫌われることもあまりない。しかし、愛想のいい返事とは裏腹に、実際にアクションとなって行動するまでに、長い時間がかかる。中には、アプローチをしたものの、あまりの「のほほん」とした調子に、肩すかしやじれったさを感じる人もいるだろう。だがこれは、大らかで不動の大仏とともに育まれてきた県民性なのだからしょうがない。結論を迫ったり、強すぎる押しは慎もう。特に男性は、やや優柔不断で周囲の人や意見、雰囲気に流されやすい傾向にある。

 

仕事

奈良人は順応性に富んでいて、どんな仕事もそつなくこなすマルチな能力がある。しかし、古来より「楽して儲けよう」という意識が働くため、超現実的で個人主義。そのわりには権力に弱く、お上のひとことで、簡単に寝返ってしまう淡白な人が多い。

 

金銭感覚

奈良には「大仏商法」という言葉があり、「待っていても観光客がお土産物を買っていってくれる」という意味のほかに、「二度と来ない観光客には、その場かぎりのいいかげんな商売でも構わないんじゃないの?」という意味があるという。なるほど、奈良人は京都人と同様、本音と建前をうまいこと使い分け、ずる賢い儲けかたが得意とされている。でんと構えたその様子は、まさに大仏そのもの?