和歌山の県民生
和歌山県基礎データ
人口…108万人
県庁所在地…和歌山市
名物・特産品…みかん、梅干し、高野豆腐
出身有名人…松下幸之助、鳥羽潤、天童よしみ
基本性格
大阪側の紀北は、上方商人の気質。経済概念が発達していて、打算的だ。一方の南紀は、海が近いからか、明るい大らかさと、荒っぽさを合わせ持ち、義理人情に厚い。だが、時間には相当ルーズだ。
お国自慢 これが日本一
梅生産高シェア
和歌山の「紀州の梅」は全国ブランド。国内生産高の約5割以上が和歌山でつくられている。しかも納得することに、和歌山人の全支出に対する「梅干し代」も全国トップ。
墓の数
多くの寺院が残る高野町の奥の院には、山道沿いに歴代天皇や全国の4割の大名、無名の庶民の墓まで約20万基もの墓石が並んでいる。
恋愛
和歌山人の一般的な県民性からは、彼らの恋愛観は想像しにくい。この地には「安珍・清姫」という壮絶な伝説が残っているのだが、一日惚れした僧侶に逃げられた娘が、大蛇に化けて男を追いかけ、寺の鐘の中に隠れていた男を焼き殺した末、自分も川に身を投げたという物語。これこそが、和歌山人の恋愛を表しているという。
和歌山女性は、理性を忘れて一途に突っ走るような、盲目で情熱的な恋愛をする傾向がある。男性は移り気で惚れっぼい。浮気をしようものなら、和歌山女性は何をしでかすかわからない。
仕事
明るく大らかで、冒険心の強い和歌山人は、暗くて陰気な人が苦手。情熱を持って仕事に取り組み、積極的に新しいことに挑戦していくような人が歓迎される。とにかく明るくみな穏やかなので、職場での話題も豊富。彼らとうまくやっていくには、共通の話題を仕入れておくことが必要だ。
金銭感覚
和歌山人は「倹約・貯蓄」の県民性。1人当たりの県民所得が全国でも低いにもかかわらず、預貯金残高は、全国でトップクラスを誇る。特に、紀北の人は、とにかく出費を最低限に抑えて、せっせと貯蓄をする。だが、「ちゃっかり者」の側面もあり、年上の人にはおごつてもらって当たり前、と思っている人が多い。